京大、エネルギー・医療の研究拠点 産学連携で15年春に『日本経済新聞』2013年3月26日付

『日本経済新聞』2013年3月26日付

京大、エネルギー・医療の研究拠点 産学連携で15年春に

 京都大学は25日、大学構内に産学連携によるエネルギー・医療関連の研究開発拠点を新設することを明らかにした。大学や企業が共同で先端技術を用いた機器などを開発する研究室を複数設ける。事業費は約40億円で全額国が補助する。年内にも着工し、2015年3月までの完成を目指す。

 京都市の吉田キャンパスの本部構内に設ける「国際科学イノベーション拠点」(仮称)は延べ床面積は約1万平方メートルで地上5階、地下1階。大学や企業が使う研究室のほか、学生用の会議室などを設置する。

 先端技術を使った省エネ機器の開発や再生医療の実用化などを進めたい企業や大学の研究開発や事業化を後押しする。ロームやパナソニック、三菱重工業など11社が同施設を活用する計画だ。

 京都府や京都市とも協力し、先端技術を実用化したい研究者の紹介や、特定の技術を探す企業への研究者の紹介などを担う専門職員も置く。

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