琉大病院の透析施設完成 国立大最大規模『沖縄タイムス』2011年12月22日付

『沖縄タイムス』2011年12月22日付

琉大病院の透析施設完成 国立大最大規模

【西原】国立大学では最大規模の透析ベッド数を備える琉球大学医学部付属病院の血液浄化療法部棟と、研修医が臨床研修を行う卒後臨床研修センターの落成式が21日、西原町の同病院であった。

 血液浄化療法部棟は、これまで10床だった透析ベッドを20床に倍増し、最大80人の透析が可能となった。県内に約4200人いる慢性透析患者の手術や入院待ちの解消が見込めるほか、臨床的研究やスタッフ教育などにも取り組む。

 卒後臨床研修センターは、研修医が勉強に打ち込めるスペースを確保し、インターネットなど学習環境も整備した。医師として必要な診察能力の習得など、医療教育の向上を目指す。

 井関邦敏部長は「沖縄は透析患者が多いが、ベッドに空きのない状況もあった。今後は総合的な医療が期待できる」と強調。大屋祐輔センター長も「ハード面が整備され、素晴らしい施設ができた。沖縄の地域医療に貢献していきたい」と話した。

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