将来の大学、在り方探る  井上東北大総長ら迎え議論 千葉大でシンポジウム『千葉日報』2010年12月23日付

『千葉日報』2010年12月23日付

将来の大学、在り方探る  井上東北大総長ら迎え議論 千葉大でシンポジウム

 将来の大学の在り方を考える千葉大学主催の「大学改革シンポジウム」が22日、千葉市稲毛区の同大学けやき会館で開かれた。聴講者約200人が来場。国立大学の予算削減が見込まれるなど厳しい情勢の中、講演やパネルディスカッションを通じて「輝ける大学」を目指すための改革手法を探った。

 同シンポジウムは昨年度に続き2回目。本年度のテーマは「21世紀が求める大学組織機構」とし、研究の活性化や若手研究者の育成を目指した組織の在り方について議論を深めた。

 「招待講演」の講師に迎えられた東北大学の井上明久総長は、「東北大学の目指す世界リーディング・ユニバーシティーへの道程」とのテーマで発表。世界に挑戦する研究プロジェクトへの重点支援制度、報酬によるインセンティブを明確化した独自の教員登用制度など、世界ランキングの上位大学を目指すために自身が強力なリーダーシップを持って進めた東北大の大学改革について説明した。

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