静岡大、外国人教員を公募 工学系の英語教育推進『日本経済新聞』東海・北陸版 2013年12月12日付

『日本経済新聞』東海・北陸版 2013年12月12日付

静岡大、外国人教員を公募 工学系の英語教育推進

静岡大学工学部は11日、2014年度に工学系の外国人教員5人を公募により採用すると発表した。工学部と大学院の専門科目を英語で教える。英語で教育できる体制を整えて海外との人材交流を促し、将来海外で活躍できるようなものづくりの人材育成につなげる。

外国籍の研究者で英語が堪能なことが条件。日本語能力は問わない。14年1~4月に海外向けに公募し、面接などを経て同年10月に着任する。機械工学科など各学科に1人ずつ配属する。雇用期間はまず3年間。1人あたり1千万円強の研究費を用意し、優秀な人材獲得をめざす。

外国人教員は専門科目の授業や研究指導を英語で行う。グローバルに活躍するような技術者に必要な英語能力を学生に身につけさせる。学内で英語での授業を増やすため、日本人教員に対しても語学を指導する。産学連携や国際共同研究などの成果も期待する。

静大は学生の海外派遣と、留学生の受け入れ拡大によるグローバル人材育成をめざしている。高い専門性と国際性を持った外国人教員の採用もその一環。佐古猛学部長は「県内企業は海外での事業を拡大している。専門性だけでなく、海外でも通用する語学力、精神力を持った人材を育てたい」としている。

 

 

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