『読売新聞』広島版 2013年10月29日付
古本売って広大生支援 奨学金原資の基金に
広島大は、学生らが不要になった本を売ったお金で奨学金などの原資「広島大学基金」に寄付する「広島大学古本募金」を11月2日からスタートさせる。学生支援の一環で、中四国・九州地方の国立大では初めて。
「Book cycle~ヒロガル×ツナガル」プロジェクトと称し、古本の販売・買い取り業者「バリューブックス」が在学生や卒業生、教職員などから書物を買い取り、その代金が基金に寄付される仕組み。一般の人も参加できる。
買い取りの対象は本、DVD、CD、ゲームソフトで、5点以上であれば送料無料で引き取ってもらえる。漫画雑誌は対象外。「バリューブックス」に電話し、「広島大学古本募金プロジェクトへの申し込み」と伝えれば、同社が市場価格を考慮して査定する。
同基金は2007年に設立され、「フェニックス奨学金」や短期海外研修制度「STARTプログラム」、「大学院学生のための国際学会発表支援」などの事業に使われている。基金残高は現在約6億円。
問い合わせは、広島大基金事務局(082・424・6132)かバリューブックス(0120・826・292)。