大学入試改革素案 複数回受験検討をNHKニュース配信記事 2013年10月4日付

NHKニュース配信記事 2013年10月4日付

大学入試改革素案 複数回受験検討を

政府の教育再生実行会議は、大学の入試改革について、今の大学入試センター試験に代えて、結果を1点刻みで順位づけるのではなく、学力の水準をおおまかな段階で示すテストを複数回受験できるようにするなどとした改革の素案をまとめました。

政府の教育再生実行会議は、大学入試を、知識に偏重した選抜方法から能力や意欲などを多面的に評価するものに転換するための改革の素案をまとめました。

それによりますと、今の大学入試センター試験に代えて、結果を1点刻みで順位づけるのではなく、受験生の学力水準をおおまかな段階で示す新たなテストを導入し、各大学は、このテストに加えて、面接や論文など多様な方法で選抜を行うとしています。

また、これとは別に、高校生が在学中に基礎的な学習がどこまで到達しているかを把握するテストを導入し、推薦入試などの判定に活用できるようにすることも盛り込まれています。

素案では、一度だけの試験ではなく、できるだけ多くのチャンスを与えるため、これらのテストをいずれも複数回受験できるようにすることを検討するとしています。

テストの具体的な実施方法などは、中教審=中央教育審議会で検討するとしていて、今の高校生に影響を与えないよう、実際に導入する場合でも5年前後の期間を置くことになるとみられます。

教育再生実行会議は、早ければ今月末にも提言を取りまとめたいとしていて、来週開かれる会議に改革の素案を示し、議論を進めることにしています。

 

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