奨学金やアルバイトに頼る学生 生活費足りても「苦しい」 大学生協連が実態調査 『北海道新聞』 2013年9月24日付

『北海道新聞』 2013年9月24日付

奨学金やアルバイトに頼る学生 生活費足りても「苦しい」 大学生協連が実態調査

全国大学生協連(東京)による学生生活実態調査で、奨学金やアルバイトに頼る度合いが大きい学生は生活費が足りていても「生活が苦しい」と感じ、充実感を得られていない実態が明らかになった。

調査は昨年10~11月、全国30大学の学生約8600人を対象に実施。学生の1割が「生活が苦しい」「大変苦しい」と訴え、5割が「楽」「大変楽」、4割が「普通」と回答した。

「苦しい」「大変苦しい」と答えた学生の収入を分析すると、下宿生、自宅生とも仕送りや小遣いに比べて、奨学金、アルバイトの比率が大きい傾向にあった。

下宿生の場合、「大変楽」な学生は仕送りが収入の7割を占めたが、「大変苦しい」「苦しい」と答えた学生は奨学金やアルバイトで生活費の5~7割をまかなっていた。

一方、「大変楽」な学生のひと月の平均収入は12万4680円。「大変苦しい」という学生はこれを2180円上回っており、収入の多さが生活実感につながっているわけではないことが浮き彫りになった。

 

 

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