就活解禁、大学3年生の3月から…経団連が指針『読売新聞』 2013年9月14日付

『読売新聞』 2013年9月14日付

就活解禁、大学3年生の3月から…経団連が指針

経団連は13日、大学生の新たな採用ルールを定めた「採用選考に関する指針」を発表した。

会社説明会などの解禁時期を大学3年生の12月から3月に、面接や筆記試験など選考試験の解禁時期を4年生の4月から8月に、それぞれ繰り下げるのが柱だ。就職活動は企業、学生ともに「短期決戦」となり、激しさを増しそうだ。ただ、企業への強制力がないため、ルールの骨抜きを懸念する声もある。

新ルールは政府の要請に応じたもので、2016年4月に就職する現在の大学2年生から適用される。対象は、賛同企業だけだった現在の約830社から、経団連の全加盟企業の約1300社へ広がる。大学生が学業に専念できる期間を確保するのが目的としている。

経団連は新ルールを分かりやすく説明するため、具体的な項目を示した「手引き」も作成した。例えば、企業が8月以前に学生に対してエントリーシートの提出を求めても、面接など選考試験の解禁違反には当たらないことなどを明記している。

 

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