共同通信配信記事 2013年7月3日付
日弁連、奨学金制度改善を要求 返済滞り増加
日弁連は3日、経済状況の悪化で大学生向け奨学金の返済に苦しむ人が増えているとして、文部科学省と日本学生支援機構に制度の改善を求める意見書を提出した。
意見書は、学費高騰による借入金額の増加や非正規雇用の広がりで返済が滞るケースが増え、支援機構の回収も厳しくなっていると指摘。「奨学金は教育を受ける機会を保障するために重要であり、制度の充実を望む」としている。
具体策として、返済の必要がない給付型奨学金の創設、利息や延滞金の廃止、返済困難な人への救済制度の拡充などを求めた。