大学の秋入学で検討会議設置へ NHKニュース配信記事 2013年6月15日付

NHKニュース配信記事 2013年6月15日付

大学の秋入学で検討会議設置へ

 文部科学省は大学の秋入学の導入を促すため、大学や経済界の関係者などをメンバーとする新たな会議を設置し、入学前の期間を利用して海外留学をする学生に対する奨学金制度などの対応策を検討することになりました。

 欧米に多い大学の秋入学を巡っては、国内の大学でも学生の海外留学を促したり、優秀な留学生を集めたりして、大学教育の国際化を進めようと導入を検討する動きがあります。

 ただ、入学時期を春から秋に移した場合、大学入学前と卒業後に「空白期間」が生じることから、この期間をどう活用するかが課題として指摘されています。

このため、文部科学省は、大学や経済界、それに、NPO法人の関係者らをメンバーとする新たな会議を設置し、秋入学の導入に伴う課題への対応策を検討することになりました。

 具体的には「空白期間」の活用法として、海外留学をする学生に対する奨学金制度の内容や、入学前の期間をボランティア活動に充てた場合の評価の在り方を検討することにしています。

 また、現在の春入学を前提としている公務員の採用や公的な資格試験の時期の見直しについても議論が行われる見通しです。

 文部科学省は、会議のメンバーの人選を進め、来月下旬にも初会合を開きたいとしています。

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