地元大学・短大進学へDVD『中国新聞』2013年4月17日付

『中国新聞』2013年4月17日付

地元大学・短大進学へDVD

 広島県は、県内の高校生に県内の大学や短大への進学を呼び掛けるためのDVDを初めて作る。進学者の半数近くが県外に出る状況が続いており、高校での進路指導などを通じ県内への進学者を増やす効果を狙う。6月完成の予定で、県内全136高校に配布する。

 DVDは20~30分程度で、県内の大学や短大を卒業して県内で働く社会人や現役学生、保護者たちのインタビューを収録。広島で学び、住み続ける魅力を伝える。県内企業の経営者や湯崎英彦知事のメッセージも入れる。

 600枚を作製。県外に進学した場合との学費、生活費の比較などを紹介するリーフレットや県内にある27大学・短大の特色をまとめたガイドブックも作り、DVDとともに県内の国公立と私立の全高校に配る。20校程度では県学事課の担当者たちが7~12月に学校を訪問。DVDの上映会を予定する。

 県内では2012年度、大学・短大に進学した1万6086人のうち47・2%の7592人が県外に進んだ。一方、県外から県内への進学者は5599人で、1993人の転出超過となっている。

 県は15年度、転出超過を1400人に減らす目標を掲げる。

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