時事通信配信記事2013年4月2日付
4年生4月解禁に慎重姿勢=大学就活で-米倉経団連会長
経団連の米倉弘昌会長は2日、大学生の就職活動の開始時期を現在より4カ月遅らせ4年生の4月からにするよう政府から非公式に要請されたことを明らかにした。その上で「学生からは従来通りが望ましいという声がある。長期的な観点からの検討が必要だ」と述べ、慎重姿勢を示した。
東京都内で野田聖子自民党総務会長と懇談後、記者団に語った。米倉会長は「(政府からの)正式要請はまだ来ていない」としながらも、採用活動の指針を示した経団連の倫理憲章の改定を求められていることを暗に認めた。現行の憲章では、大学の新卒生を対象にした会社説明会など広報活動の解禁時期を3年生の12月からとしている。