『佐賀新聞』2013年3月30日付
佐賀大学学長選考会、候補に2氏
佐賀大学の学長選考会議は29日、9月末の任期満了に伴う学長選考の候補者を現職の佛淵孝夫氏(60)と農学部教授の野瀬昭博氏(64)の2人に決めた。候補者の所信表明演説や教職員の意向投票を行い、選考会議での面接を経て6月上旬に次期学長を選出する。
佛淵氏は、九州大医学部卒。1998年に旧佐賀医科大教授となり、附属病院副病院長などを経て09年10月、学長に就任した。
野瀬氏は、九州大大学院農学研究科修士課程修了。佐賀大農学部助教授などを経て98年から現職。07年から4年間、農学部長を務めた。
届け出は2人だけで、学外からの応募はなかった。5月中旬に所信表明演説を行った後、2段階の教職員の投票による意向調査を実施する。新学長の任期は現職の再任の場合が2年、新任は4年となる。
学長選考会議は学外の識者7人と学部長ら学内関係者7人で構成。組織トップの経験や強いリーダーシップを学長の資質要件にしている。