大学と地域の連携探るシンポジウム『読売新聞』北海道版2013年3月24日付

『読売新聞』北海道版2013年3月24日付

大学と地域の連携探るシンポジウム

 北海道教育大旭川校主催の「地域貢献プロジェクト」シンポジウム(特別協力=協同出版、読売新聞北海道支社)が23日、旭川市の同校で開かれた。「地域連携の先に見えるもの」をテーマに、大学と地域社会の新しい関係づくりについて討論し、教員や行政関係者ら約150人が聞き入った。

 シンポは少子高齢化や人口減少を背景に、大学に地域再生の核としての役割が求められていることから企画された。

 旭川市の小池語朗教育長ら4人によるパネルディスカッションで、読売新聞北海道支社の中西茂・編集委員兼論説委員が「道内ではボランティアに取り組む大学生がまだまだ足りない。勉強のカリキュラムが過密で、学生が学外に出られないことが一因だ。大学教員は地域への意識をもっと高めた方がよい」と指摘した。

 道教育庁の武藤久慶義務教育課長もこれに賛同し「教育関係者が町づくりに協力する風土にしないといけない」と述べた。

 聴講した同大付属旭川中の小野祥康教諭(40)は「小中学校で地域のことを生徒が調べる授業が増えている。教育大の学生こそ地域貢献の体験を積んでほしい」と話していた。

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