山梨大ワイン科学研究センターが優秀賞 地域産業支援プログラム事業『山梨日日新聞』2013年3月24日付

『山梨日日新聞』2013年3月24日付

山梨大ワイン科学研究センターが優秀賞  地域産業支援プログラム事業

「人材育成、品質向上に貢献」

 ワイン醸造に関わる人材を養成する山梨大ワイン科学研究センター(奥田徹センター長)の取り組みが、第2回地域産業支援プログラム表彰事業の優秀賞を受賞した。地域を支える人材を育成し、ワインの品質向上に貢献している点が評価された。

 センターは修士課程の学生と2年以上の実務経験があるワイナリーの技術者を対象に、半年間で120時間の授業・実習を実施。フランス・ボルドー大や県ワイン酒造組合、県果樹試験場などから講師の派遣を受け、甲州種ワインの醸造を中心に、ブドウの栽培や醸造、味や香りを審査する官能検査、ワイナリー経営などを多角的に学ぶ。

 社会人技術者44人、修士18人が課程を修了し、このうち37人は同大のワイン科学士の認定を受けた。修了者は県内外のワイナリー27社で醸造責任者などとして活躍し、国産ワインコンクールで多くの入賞を果たしている。

 地域産業支援プログラム表彰事業は、全国の大学や産業支援機関などでつくる「全国イノベーション推進機関ネットワーク」などが主催。新事業・産業の創出を目指す優れた取り組みを表彰している。〈樋川義樹〉

 

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