弘前大:退職金削減方針で集会 職員組合が抗議『毎日新聞』青森版2013年1月31日付

『毎日新聞』青森版2013年1月31日付

弘前大:退職金削減方針で集会 職員組合が抗議

 弘前大は来月1日から、国家公務員と並び職員の退職金を削減する方針を決めた。これに対し、弘大職員組合(委員長・ビクター・カーペンター人文学部教授)の組合員ら約40人が30日、弘前市文京町のキャンパスで抗議集会を開き、佐藤敬学長に説明を求める抗議声明を提出した。

 組合などによると、国家公務員と同じく国立大職員の退職金削減を求める昨夏の閣議決定に基づき、大学側が削減案を提示した。来月1日から来年7月まで3段階で617%減額され、勤続35年の退職金水準は2707万円から2305万円に平均402万円の引き下げとなる。これを受けた早期退職者は、30日までに看護師3人がいるという。

 組合は「国立大学法人化後は民間労働者。国家公務員法の適用を受ける理由はない」と反発。「仮に削減する場合でも4月以降への実施延期と教育現場などの混乱回避措置を」と大学側に要求している。【松山彦蔵】

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