魚沼基幹病院に教育センター設置へ『新潟日報』2013年2月23日付

『新潟日報』2013年2月23日付

魚沼基幹病院に教育センター設置へ

 県と新潟大、魚沼基幹病院(仮称)を運営する県地域医療推進機構は22日、臨床研修医を育成する「魚沼地域医療教育センター」を設置する協定を結んだ。新潟大が指導医を常駐させて運営し、地域医療を担う総合診療医を育てる。病院名は「県地域医療推進機構魚沼基幹病院(略称・魚沼基幹病院)」に決まった。

 県庁で開かれた締結式には泉田裕彦知事、下條文武新大学長、荒川正昭推進機構理事長が出席。協定では、指導医の給与は病院側が負担することなどを確認した。

 県によると、センターでは初期治療から高度医療、救急まで一体の研修プログラムを実施。研修医の人数は今後調整する。指導医は約30人を想定し、新大が公募などで全国から集める。指導医は診療も担い、病院の医師確保にも貢献する。2013年度中に指導医2人を採用し、準備室を置く。

 泉田知事は「センターの設置で新大の教育機能が高まり、医師にとっても魅力のある医療教育環境になる」と強調。下條学長は「県内の医師の充足と定着に結びつける拠点にしたい」と述べた。

 病院は15年6月に南魚沼市に開設。県が建設し、機構が運営する。

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