福井大新学長に眞弓光文氏 2人目の医学部出身者『福井新聞』2012年12月1日付

『福井新聞』2012年12月1日付

福井大新学長に眞弓光文氏 2人目の医学部出身者 

 福井大は30日、来年3月末で任期満了となる福田優学長(70)の後任の学長選考会議を同大で開き、次期学長予定者に同大理事(研究・評価担当)で副学長の眞弓光文氏(63)を選出した。福田学長に続き、2人目の医学部出身の学長となる。眞弓氏は4月1日付で就任する。任期は3年。

 次期学長選には、助手以上の教育職員と課長補佐クラス以上の事務職員の投票資格者10人以上から推薦があった大学院工学研究科教授の荒木睦大氏、前大学院工学研究科長で特命教授の小倉久和氏、眞弓氏の3人が学長候補者として選ばれた。

 同大経営協議会の学外委員と各学部長らからなる学長選考会議で、教職員による投票結果や候補者からの所信などを総合的に判断した。眞弓氏は投票数563票(投票率86%)のうち最多の309票を獲得した。

 眞弓氏は三重県出身。京都大医学部を卒業後、1980年に同大医学部附属病院助手。同学部講師、助教授を経て97年に福井医科大医学部教授。2003年(福井大と統合)に福井大医学部教授、同大学長補佐となり、07年医学部長、08年から理事、副学長を務めている。専門は小児科学、膠原(こうげん)病・アレルギー・感染症内科学、免疫学。

 福田学長は統合後、初の医学部出身の学長として07年4月1日に就任し、現在2期目。

 眞弓氏は「福井大が国立大としてこれまで以上に社会に貢献することができるよう教職員と力を合わせて、その先頭に立って努力したい」との所感を発表した。

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