広島4大学連携講座スタート『中国新聞』2012年10月7日付

『中国新聞』2012年10月7日付

広島4大学連携講座スタート

 広島市内の4大学は6日、国内外で活躍できる人材養成に向け、大学間の連携講座を開講した。グローバル化の進展に対応するため、広島県も補助金を出す。来年1月まで全15回の講座には、商社マンや国際弁護士たちを招き、外国の商習慣や文化などを学ぶ。

 初日の講座があった安田女子大(安佐南区)のほかに、市立大、広島修道大(安佐南区)、県立広島大(南区)が連携する。

 学生や社会人たち約60人の受講生を前に、安田女子大の辻秀典現代ビジネス学部長があいさつ。海外留学する若者の減少に触れ「内向き志向ではなく、将来を担う若い人には、国際感覚を磨いてほしい」と求めた。

 講師の三井物産中国支社(中区)の鈴木泰彦副支社長は、電力や交通など各国の事業に絡んだ自社の取り組みを紹介し「語学力だけでなく情熱が必要」と訴えた。

 4大学は、県が本年度始めた「大学連携による新たな教育プログラム」に採択され、上限1050万円の補助を受ける。

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