静大に「未来創成基金」 地域へ情報発信も強化『静岡新聞』2012年10月2日付

『静岡新聞』2012年10月2日付

静大に「未来創成基金」 地域へ情報発信も強化

 静岡大は1日、財務基盤の強化を目的に「未来創成基金」を創設した。基金の将来的な発展につなげていこうと、地域住民や企業に広く大学の情報を発信するコミュニティー「静岡大学サポーターズクラブ(SSC)」も併せて設立した。

 寄付は個人と法人から募り、主に学生への奨学支援や国際交流事業の促進、学術研究費助成、キャンパス整備などに活用する。

 SSCは卒業生、地域住民、企業など誰でも入会できる。大学はホームページから教育、研究、社会連携の取り組みに関する情報を発信する。23カ月に1回、メールマガジンも配信する。情報発信機能を高めることで、大学と社会のつながりを深め、理解と支援を得る考え。

 国立大学の基金は2004年の国立大学法人化以降、各校で設立されている。国の運営費交付金が毎年削減されているため、外部資金の獲得は各校の課題になっている。

 伊東幸宏学長は「多くの人に静岡大に関心を持ってもらい、一緒に大学を作っていってほしい」と話した。SSCは参加費無料。ホームページから登録できる。問い合わせは静岡大未来創成基金、サポーターズクラブ事務室<電054(238)5073>へ。

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