4国立大、産学官連携コーディネーターを“共同雇用”-能力に指標『日刊工業新聞』2012年年9月5日付

『日刊工業新聞』2012年年9月5日付

4国立大、産学官連携コーディネーターを“共同雇用”-能力に指標

 北陸先端科学技術大学院大学、金沢大学、富山大学、福井大学の北陸地方国立4大学は、契約が終了する産学官連携コーディネーターを他大学で引き受け、雇用を継続する仕組みを2013年度から始める。北陸先端大が開発したコーディネーター能力を7段階で示す指標を使い、客観的に能力を証明することで次の雇用につなげる。コーディネーターが数年ずつ、地域の複数大学でキャリアを積むことで、優れた地域・学学連携を実現する人材に育つと期待される。

 運営費交付金が厳しい国立大では、産学官連携コーディネーターは大学職員としての正規雇用ではなく、3―5年の有期雇用が多い。企業出身のシニア層の短期雇用に頼らず、若手の専門人材を育成する必要性がいわれているが、不安定な雇用が優秀な人材を遠ざける要因とされている。

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