「大阪都」大学、16年度開校…府立・市立統合『読売新聞』2012年9月26日付

『読売新聞』2012年9月26日付

「大阪都」大学、16年度開校…府立・市立統合 

 大阪府と大阪市が進める府立大(堺市中区)と市立大(大阪市住吉区)の統合に向け、府市は両大学を統合した新大学を創設し、2016年度に開校する方針を固めた。府市が「大阪都」移行を目指す15年度に両大学の運営法人をまず統合し、新大学の学生募集を始める。 

 統合を巡っては、両大学を運営する公立大学法人のみ統合し、大学は二つのままとする「1法人2大学」案もあったが、理系分野が強い府立大と、文系や医学系の評価が高い市立大の組織を統合し、「1法人1大学」にして競争力の強化を目指す。 

 統合は、松井一郎知事と橋下徹市長が「アジアの大学間競争に打ち勝つ」として推進。府市統合本部の作業部会で統合の手法や時期を協議してきた。

 府によると、14年度に両大学の事務局を一つにし、理事長も兼職にして統合の旗振り役を担ってもらうという。両大学のキャンパス内にある施設の建て替えや再配置などは、新大学の開業後に検討する。

 府立大は、工学部にあたる「工学域」など4学域と大学院7研究科があり、学生数は8110人(11年度)。市立大は、法学部など8学部と大学院10研究科を置き、8820人(同)。統合後は、学生数で首都大学東京の1・8倍の規模になる。また、新大学の学部編成案は、有識者らの検討会議で策定中で、年内に府市統合本部で決定する。 

 地方独立行政法人法には法人統合の規定がなく、運営法人の統合には法改正が必要だが、橋下市長らは都構想実現に必要とされる約200の関連法改正の一つと位置づけ、国に実現を迫る考えだ。 

 

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com