『福井新聞』2012年9月27日付
福井大、国際人材育成拠点に 文科省選出、北陸で唯一
福井大学は26日、文部科学省が進める「グローバル人材育成事業」の拠点に北陸地方で唯一、選ばれたと発表した。工学部を中心に今後、英語の指導教員を現在の12人から倍増させる。
文科省が公募し、全国の129大学が応募。福井大を含む42大学が選ばれた。北陸では富山大、金沢大も申請したが外れた。福田優学長は、記者会見で「小さい大学だが、拠点に選ばれた。責任に身の引き締まる思い」と話した。
各大学が国際人材育成の5年計画をつくり、国が補助金を出す。福井大は今年、新たに雇う英語の教員の人件費など8千万円弱を申請する考えだ。
具体的には、英語能力試験のTOEICの点数を底上げする。福井大の1年生は990点満点のうち平均で400点に満たないが、5年後には600点まで引き上げることを目指すという。(小堀龍之)