沖縄科学技術大学院大学 科学向上 貢献誓う 大学院大学、学生迎え開設式典『琉球新報』2012年9月7日付

『琉球新報』2012年9月7日付

沖縄科学技術大学院大学 科学向上 貢献誓う 大学院大学、学生迎え開設式典

 世界18の国と地域から、県出身者1人を含む34人の学生を迎え、1日に開学した沖縄科学技術大学院大学(OIST、ジョナサン・ドーファン学長)の博士課程開設式典が6日、恩納村谷茶の同大学院大学で開かれた。

 式典には仲井真弘多県知事や内閣府の石田勝之副大臣をはじめ、学内関係者や県内の教育関係者らが出席。世界最高水準の科学技術の研究と教育により、沖縄の自立的発展と世界の科学技術の向上に寄与することを目指す同大学院大学に期待を寄せた。

 ドーファン学長は「学問に必要な要素がそろった。学生には限りないチャンスと知的視野を広げる道が与えられている」と博士課程開設の喜びを語った。仲井真知事は「教員と学生の皆さんには、沖縄の記憶を持って、世界中でいろいろな問題解決、学問の進歩に貢献してほしい」とあいさつした。

 同大学院大学学園理事を務める金澤一郎博士は「OISTは教育的観点で見ても国際的だ。日本の他の大学院大学の先行モデルとなることを望む」と期待した。同大学院大学上級副学長のロバート・バックマン博士や研究科長のジェフ・ウィッケンス教授も登壇した。現在、同大学院大学には世界各国から260人の研究員が所属している。

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