広島大病院に心臓病教室開講『中国新聞』2012年8月8日付

『中国新聞』2012年8月8日付

広島大病院に心臓病教室開講

 広島大病院(広島市南区)の心不全センターは7日、心不全患者向けに再発防止のための生活指導などする心臓病教室を院内で始めた。生活習慣を改善できずに再発、入院を繰り返すケースが目立つため、2カ月単位の講座を年間通じて開く。

 初回は、入院中や外来の患者14人が受講した。臨床検査技師が心臓の検査方法を説明。血液検査について動脈硬化を防ぐ数値の目安を紹介した。

 2年前に冠動脈の手術を受けて、リハビリを続ける西区の阿南公朗さん(72)は「血液検査の数値の読み解き方が分からないこともある。参考になった」と話した。

 同病院によると、広島県内の心不全患者は推計6万人に上る。木原康樹センター長は「生活面での原因を理解してもらうのが重要だ。習慣を見直すための知識を提供したい」と話している。教室は毎週火、木曜日の午前11時から(今月16日は休講)。医師や管理栄養士、理学療法士たちが予防策や対処法などを指導する。予約なしで受講できる。

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