センター試験、「1点刻み」廃止 知識偏重の大学入試転換へ 文科省が改革案『産經新聞』2012年6月5日付

『産經新聞』2012年6月5日付

センター試験、「1点刻み」廃止 知識偏重の大学入試転換へ 文科省が改革案

 文部科学省は5日、知識偏重の入試を転換し、意欲や適性も反映させることを柱とした大学改革プランを発表した。近く中教審で具体的な制度設計の議 論を始める。大学入試センター試験は、1点刻みで競うのをやめ、得点に応じて数段階のレベルを認定する方式を提唱。資格試験のようにして、浪人した場合は 再度受けずに済むようにする案もある。

 センター試験、2次試験とも知識の活用力を重視した問題を採用するよう強調。2次は面接を組み合わ せたり、模擬授業を受けた後でリポートを出させたりして意欲を見ることも提案した。英語能力試験「TOEFL」などの点数を外国語科目の代わりに使うこと や、複数の大学による共通試験も促す。

 文科省は「多面的な評価で選抜する必要がある」としており、入試改革をする大学は財政支援を手厚くする方針。

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