【厚労省】臨床研究中核病院に5国立大学病院を選定‐北海道、千葉、名古屋、京都、九州 『薬事日報』2012年5月25日付

『薬事日報』2012年5月25日付

【厚労省】臨床研究中核病院に5国立大学病院を選定‐北海道、千葉、名古屋、京都、九州 

 厚生労働省は25日、国際水準の臨床研究や医師主導治験を実施する医療機関ネットワークの拠点となる「臨床研究中核病院」として、北海道、千葉、名古屋、京都、九州の5国立大学の附属病院を選定した。施設・設備整備費に1カ所当たり5億円程度を支援するほか、研究費を各1億円程度補助する。期間は2016年度までの5年間。千葉大病院の整備費は東日本大震災からの復興枠予算を充てる。

 今年4月の公募には51機関が申し込んだが、ICH‐GCPに準拠した臨床研究や多施設共同試験の管理が可能などの条件で、外部の専門家や医薬品・医療機器業界の代表らが評価を行って絞り込んだ。

 政府は臨床研究中核病院等を13年度までに15カ所程度整備する方針を決めている。これに沿って厚労省は11年度に「早期・探索的臨床試験拠点」として国立がん研究センター東病院、大阪大学病院、国立循環器病研究センター、東京大学病院、慶應義塾大学病院を指定しており、今回を今年度には合わせて10カ所の体制整備にメドがつくことになる。

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