筑波大:来年度から2学期制に移行 /茨城 『毎日新聞』2012年04月27日付

『毎日新聞』2012年04月27日付

筑波大:来年度から2学期制に移行 /茨城 

 筑波大は26日の定例記者会見で、現在の3学期制を来年度から2学期制に改めると発表した。学生からの要望が6割を超えたことから、学生の視点に立った教育の質向上を目指し、移行に踏み切る。同大は「『秋入学』を導入した場合でも柔軟に対応できる。学生は留学などもしやすくなる」としている。

 具体的には、1年間を「春学期」「秋学期」に分けた上で各期を5週ずつ3区に区分する。7〜8月だった夏休みの時期もずれ、一般的な8〜9月の2カ月間に移行する。

 学会や試合などの行事は2学期制の他大学20+件のスケジュールを基準に9月に実施されるケースが多いが、筑波大は9月は試験期間中。同大は「全日本の代表合宿を欠席し、試験を受けた学生もいる」と明かす。

 一方、同大設立当初からの基本方針▽学期完結型▽サマーセッションの活用−−などの特徴は継承。さらなる教育の質向上を目指す。【山内真弓】

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