大学教育改革へ地域フォーラム 文科省、学習の質向上へ議論『日本経済新聞』2012年4月16日付

『日本経済新聞』2012年4月16日付

大学教育改革へ地域フォーラム 文科省、学習の質向上へ議論

 文部科学省は16日、「どうすれば学生が授業以外で主体的に学ぶ時間を増やせるか」などをテーマに、学生や教職員、経済界関係者らで話し 合う「大学教育改革地域フォーラム」を今月末から夏にかけて各地で開く方針を決めた。大学教育を巡る議論を全国で盛り上げ、改革につなげる狙い。フォーラ ムで出た意見は中央教育審議会大学教育部会に報告し、政策にも反映させる考えだ。

 他に「高校までの学習や入試は今のままで良いか」などのテーマも取り上げ、大学教育の質を高め、学びを充実させる方策を話し合う。

 各地の大学が同省と協力して開き、7月までに10回行う。第1弾は4月28日に関西国際大(兵庫県三木市)で開く。学生や大学関係者によるパネル討論、少人数グループに分かれて課題を議論する「熟議」などを行う。

 中教審は3月末、学生により勉強をさせるよう大学側に求める提言を策定した。これを受けて同省は今月、全大学の学長約700人と学部長約2100人に対し、学生の学習時間をどう把握しているかなどを問うアンケート調査も始める。

 

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