寄付講座:「津軽は短命」汚名返上 健康づくりリーダー育成 弘前市、弘大大学院に開設『毎日新聞』青森版2012年4月6日付

『毎日新聞』青森版2012年4月6日付

寄付講座:「津軽は短命」汚名返上 健康づくりリーダー育成 弘前市、弘大大学院に開設

 全国一の「短命県」でも特に短命とされる津軽地方の汚名返上を目指し、弘前市は弘前大20+件大学院に寄付講座を開設する。医学研究科の「地域健康増進学講座」で、地域の健康づくりリーダーを育成し健康増進と長寿化を図る意気込みだ。4日記者会見した中路(なかじ)重之研究科長(社会医学)は「市税で寄付講座をつくるのは全国でもおそらく初めて」と話す。

 厚労省の05年調査によると、全国の平均寿命(男78・8歳、女85・8歳)に対し、本県は男76・3歳、女84・8歳といずれもワースト1位。県の市町村別寿命表でも同年、津軽地方が短命とされた。

 同研究科は05年度から、県や市などと協力して旧岩木町(現弘前市)の住民を対象に生活習慣病の予防などの「岩木地区健康増進プロジェクト」を実施。昨年度からは旧相馬村(同)でも同様のプロジェクトを展開してきた。その過程で地域の健康づくり指導者の養成が課題に上がった。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com