富山大が基金創設 財政基盤強化へ寄付募る『読売新聞』富山版2012年4月4日付

『読売新聞』富山版2012年4月4日付

富山大が基金創設 財政基盤強化へ寄付募る

 富山大は、財政基盤を強化するため、「富山大学基金」を創設した。国からの運営費交付金が年々減額される中、企業や卒業生から寄付を募り、独自の財政基盤確立を目指す。

 2日に五福キャンパスで開かれた基金事務室の開所式では、遠藤俊郎学長らが事務室の看板を除幕した。遠藤学長は「先輩方や県内の様々な業種の協力を得ながら、大学の発展を目指したい。基金が有用に使われることを願っている」とあいさつした。

 2004年の国立大学法人化に伴い、国からの運営費交付金は毎年約1%ずつ削減されており、各地の国立大学で同様の基金が創設されている。富山大では、11年度の削減額は約1億3000万円だった。

 同基金への寄付は、学生支援、教育研究支援、国際交流支援などに充てられる予定。県内の産業界や卒業生に寄付を呼びかけるほか、ウェブサイトなどを通じ寄付を募っていく。

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