文理超え学ぶ大学院 5年一貫、京大・慶大など導入へ京大と阪大の大学院改革『朝日新聞』2012年3月12日付

『朝日新聞』2012年3月12日付

文理超え学ぶ大学院 5年一貫、京大・慶大など導入へ京大と阪大の大学院改革

  京都、大阪、慶応の3大学が、文理統合型の新たな大学院プログラムを導入する。理系の学生にも哲学や宗教を学んでもらい、環境・資源、高齢社会など、一つの学問領域だけでは解決が難しい課題に対処できる人材を育てる。いずれも一学年20人程度とし、修士・博士課程の5年一貫教育を計画している。

 文部科学省が、大学院教育の抜本改革を支援する「博士課程教育リーディングプログラム事業」の一つ。3校の計画が採択され、阪大、慶大が2012年4月から開設し、京大は13年度にも新たな大学院を設ける準備を進めている。

 学生は、既存の各研究科への入学予定者から選抜する。履修者には、専門分野での博士課程とプログラムのふたつの修了が認定される。学生には生活費として月約20万円が支給される。

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