東北大が放射能相談窓口  福島市に21日から毎週火曜対応 『読売新聞』2012年2月18日付

『読売新聞』2012年2月18日付

東北大が放射能相談窓口  福島市に21日から毎週火曜対応

 東京電力福島第一原発事故対策をめぐり、東北大学(仙台市)は21日から、放射能に関する相談窓口を福島市内に開設する。

 市の依頼を受けたもので、専門知識を持つ教授らが相談に応じることで、市民らの疑問や不安を解消させたい考え。県によると、原発事故に関連して専門家が相談に応じる常設の窓口設置は珍しいという。

 市環境課などによると、市内の空間放射線量は事故前に比べて高い状態が続いており、放射線に関する問い合わせが今も絶えず寄せられている。専門的な内容には十分に答えられないことから、東北大に対応を依頼した。

 相談窓口は、福島市放射線モニタリングセンター内にある東北大の「福島第一原子力発電所事故対策本部福島市分室」に開設。市の放射能対策アドバイザーを務める石井慶造教授(放射線工学)をはじめ東北大の教職員が、毎週火曜の午後1~4時の間に応対する。

 相談は1件当たり30分以内、1日5件まで。対象者は市民か市内に勤務する人で、市の放射線総合対策課(024・535・1136)に連絡して予約する。

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