広島大の「人材育成」が採択『中国新聞』2011年11月30日付

『中国新聞』2011年11月30日付

広島大の「人材育成」が採択

 広島大は29日、国際舞台で活躍できる人材育成プランを支援する文部科学省の事業「博士課程教育リーディングプログラム」に、同大が来年度始める放射線災害復興をテーマにした育成プログラムが採択されたと発表した。

 文科省のプログラムは、国公私立の大学院博士課程の取り組みが対象。全国63大学から計101件の申請があり、13大学の計21件を採択した。広島大は初年度に上限3億円の支援を受ける。

 同大が来春開設する育成プログラムは、福島第1原発事故などの放射線災害から人命、環境、社会を守る人材の育成を掲げる。医歯薬学、工学、教育学などを学ぶ大学院研究科の学生10人の受け入れを予定。福島県でのフィールドワークや国際原子力機関(IAEA)でのインターンシップを計画している。

 この日、広島市南区の霞キャンパスで記者会見した浅原利正学長は「放射線に加え、防災対策などの専門知識を備えた新たな人材を育てる」と強調した。

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