「提言型政策仕分け」2日目 大学改革の方向性について議論FNNニュース配信記事2011年11月21日付

FNNニュース配信記事2011年11月21日付

「提言型政策仕分け」2日目 大学改革の方向性について議論 

政府の行政刷新会議の「提言型政策仕分け」は2日目を迎え、日本の大学の質を向上させるための大学改革の方向性について、議論が行われている。

大学改革の議論では、日本の大学の国際競争力を上げたいとする方向性と、予算の問題をめぐり、仕分け人に対する説明者であるはずの財務当局と教育現場の意見が、真っ向から割れる場面もあった。

説明者の財務省主計官は「大学予算が減ってきたというのは、全くそういうことはなく、実際には(予算は)増加している。これでも教育研究の質よりも、予算の高さを求めるのでしょうか。やはり、最後の聖域とも言えるのではないでしょうか」と述べた。

参考人の松本 紘京都大学総長は「(大学への寄付は)税額控除になっていません。収入増を考えて、国民の負担に応えることをやっているが、規制の一部が緩和されていない」と話した。

仕分け人の辻元清美議員は「国立大学への寄付の集めやすい税制の問題は、今後、政治の場では議論されていく」と述べた。

議論では、国立大学に対する予算配分の問題や、日本の大学が、世界の中で国際競争力を落としているのではないかという観点で、議論が進んだ。

また、参考人からは、世界で競争するためには教育者の数が足りないとの指摘があり、これに対して、仕分け人からは「予算を増やせというが、それはいかがかと思う」との意見も出された。

 

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