『読売新聞』2011年11月18日付
採用活動「大学4年から」…日商会頭 繰り下げ主張
日本商工会議所の岡村正会頭は17日の記者会見で、企業の採用活動の開始時期について、「大学4年生の4月から広報活動を始め、10月から選考活動を行うのが、最も正常な姿だ」と述べた。
企業の採用活動を巡っては就職活動の長期化に対する批判が強い。このため、経団連は2013年春採用から、会社説明会など広報活動の開始時期を従来より2か月遅い12月1日に改めた。岡村氏は、広報活動をさらに4か月、面接などの選考活動を6か月遅らせるべきだと主張した。
日本貿易会の槍田うつだ松瑩しょうえい会長(三井物産会長)も16日の記者会見で、2014年採用から、広報活動を大学3年生の2~3月に、選考活動を4年生の8月に遅らせるべきだと述べており、就職活動のあり方を巡る議論が再燃する可能性もある。