『読売新聞』石川版2011年11月18日付
靴脱いで 気軽に学べる部屋/北陸先端大図書館に開設
北陸先端科学技術大学院大(能美市、片山卓也学長)は18日、同大付属図書館の設備として、少人数が集まって学習や情報交換を行う部屋「ラーニング・コモンズ」=写真=を開設する。
「ラーニング・コモンズ」は、1990年代から欧米の大学図書館で使われ始めた言葉で、学生が共に学ぶ共有の場という意味。同大の設備は、「知人の知人が知り合える」ように、気軽に部屋を利用して情報収集や人脈を構築してもらおうと開設された。
87平方メートルの部屋は、勉強やディスカッションなどグループ利用を想定。靴を脱いで利用する形式で、机を自由に動かせるほか、イスはバランスボール形などユニークな形状のものを用意した。
図書館長の宮地充子教授は「大学に関係する人たちが、出会い、集い、学習・研究し、創造する場となれば」と期待している。
利用時間は、平日の午前8時半から午後10時まで。図書館と違い、軽食は可能。学外の人も利用できる。