広島大が放射線災害復興学『中国新聞』2011年8月24日付

『中国新聞』2011年8月24日付

広島大が放射線災害復興学

 広島大は23日、原発事故などの被災地の復興に貢献する人材を育てるプログラム「放射線災害復興学」を来年度から始める方針を発表した。福島第1原発事故では放射線の知識を持つ人材の不足が指摘されており、医学や環境学など幅広い分野で復興に役立つ知識を身に付けてもらう。

 同大の大学院生が対象で医歯薬学、工学、教育学など幅広い大学院研究科の学生が履修できる。学生は各研究科に属しながら修士と博士課程の計4、5年間履修する。初年度は最大で10人を予定。その後も最大で新たに10人ずつ受け入れる。

 同大の教員に加え、福島大や福島県立医科大、放射線医学総合研究所(千葉市)の専門家を招いて講義を開く。福島県で放射線量を測定したり、国際原子力機関(IAEA)などで研修したりすることも想定している。

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