東北大、災害復興担う博士育成へ来年度から新プログラム『日刊工業新聞』2011年8月18日付

『日刊工業新聞』2011年8月18日付

東北大、災害復興担う博士育成へ来年度から新プログラム 

 東北大学は災害復興や原子力発電所事故など社会的・国際的な課題に対応できる博士を育成するため、「災害復興科学アドミニストレーター(管理者)養成大学院プログラム」を2012年度に始める。外国人も入る学生寮に、プログラム1年目の学生全員を入寮させるほか、東日本大震災の復興活動に直接携わるインターンシップ(就業体験)も実施する。震災の経験を高度な社会リーダー育成に生かす。

 東北大が5年間の修士・博士一貫教育で育成するのは、科学技術に加え行政や国際性でも優れた知識や技術を持つアドミニストレーター。自然災害や原発事故への対応のほか、天然資源や領土をめぐる国家間紛争の解決など、総合力が求められる高度な社会問題を扱う。

 プログラムの対象学生は毎年十数人。東北大の公共政策大学院や法科大学院など専門職大学院の教員や講義もプログラムに活用する。

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