県唯一保有の放射線測定機器が故障 秋田大に検査委託へ『秋田魁新報』2011年8月8日付

『秋田魁新報』2011年8月8日付

県唯一保有の放射線測定機器が故障 秋田大に検査委託へ

 放射性物質を精密検査する県の測定機器が故障していたことが7日、分かった。精密検査可能な県保有の測定機器はこの1台だけ。設置されている県健康環境センターによると、修理に2週間以上かかる見込み。県は当面、秋田大学に検査を委託する。

 故障した測定機器は、文部科学省から2002年に貸与された「ゲルマニウム半導体検出器波高分析装置」。6日午後3時ごろに稲わらを検査しようとしたところ、作動しなかったという。

 福島第1原発事故を受け、センターでは水道水や降下物の調査を開始。最近は腐葉土や野菜の検査も加わり、測定機器の使用頻度が急増していた。8日、メーカーに修理を依頼する。

 県は、水道水と降下物の検査を同大に委託するほか、稲わらや農産物などの検査についても協力を求めたい考え。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com