千葉・柏に省エネ都市建設へ NHKニュース配信記事 2011年7月12日付

NHKニュース配信記事 2011年7月12日付

千葉・柏に省エネ都市建設へ 

 太陽光発電やバイオ発電で作った電力などを最新のIT技術を活用して効率よく使い、街全体で省エネを目指す「スマートシティー」が、千葉県柏市に建設されることになりました。

 これは千葉県柏市や三井不動産などが都内で記者会見して明らかにしたものです。柏市では、北部の273ヘクタールの敷地に三井不動産や東京大学、千葉大学などが共同で「柏の葉キャンパスシティ」を開発しています。その中心部の「柏の葉キャンパス」駅の駅前の区域に、街全体で省エネを目指す「スマートシティー」を建設することになり、その概要が発表されました。スマートシティーでは、オフィスビルに太陽光発電を備えるほか、飲食店から出る生ゴミを使ったバイオ発電も行います。地中熱を使った空調システムなども導入し、区域で必要なエネルギーの7%を自前で賄います。また、最新のIT技術を使って区域全体の電力などを一元的に管理することで省エネを進め、二酸化炭素の排出量に換算して40%の削減につながるとしています。これについて三井不動産の岩沙弘道会長は「スマートシティーなどの取り組みは、震災の被災地の復興にも大きな意味を持っている。柏での取り組みを全国各地や海外にも展開したい」と述べました。また、柏市の秋山浩保市長は「行政・民間・大学が共同で『世界の未来像』を造る街を実現させたい」と述べました。

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