3人が候補適任者に/弘大学長選考『東奥日報』2011年7月11日付

『東奥日報』2011年7月11日付

3人が候補適任者に/弘大学長選考

 弘前大学学長選考会議(議長=同大経営協議会・小田切達委員)は11日、遠藤正彦学長が2012年1月末で任期満了となるのに伴う次期学長候補適任者 に、兼子直氏(弘大大学院医学研究科教授)、工藤智規氏(弘大経営協議会委員、東京電機大学監事)、佐藤敬氏(弘大大学院医学研究科長)の3人が決まった と発表した。同会議が6月に学内外から候補者を募り、推薦された人物について審査し、3人を候補適任者と決定した。

 同会議は29日、3人が将来の構想などを述べる学内向けの説明会を開く。9月2日には教職員約千人による「学内意向投票」を行い、結果を参考にして同日中に次期学長を決める。

 各候補の推薦理由は、兼子氏が「弘大医学部精神科を日本有数のてんかん治療・研究施設に発展させた。弘大の評議員や医学部長を務めた経験があり、大学の 制度を熟知し管理者として高い能力を身に付けている」、工藤氏が「文部科学省の局長などを歴任し、弘大の経営を複眼的・多角的に見る洞察力を備えている。 平川市(旧平賀町)出身で、県庁をはじめ地方自治体の長らと交流がある」、佐藤氏が「脳血管障害などの研究で世界的に注目される成果を挙げてきた。医学科 入試の改革や医学科の定員増を果たし、医師不足の中で、地域医療貢献に積極的に取り組んできた」などとなっている。

 学内関係者による推薦人は、兼子氏が48人、工藤氏が10人、佐藤氏が20人だった。

 学長の任期は2期6年(1期目4年、2期目2年)まで。新学長の任期は12年2月1日から4年間。現職の遠藤学長は現在2期目のため次期学長候補になれない。

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