阪大、節電にIT活用-エネ消費可視化など実証『日刊工業新聞』2011年6月15日付

『日刊工業新聞』2011年6月15日付

阪大、節電にIT活用-エネ消費可視化など実証 

 大阪大学は14日、関西電力からの15%節電要請を受け、節電・省エネ対策に9月末まで取り組むと発表した。付属病院を除く各キャンパスで、最大使用電力の前年度比15%削減を目標設定。空調や照明の節電、エレベーターの間引き運転などの取り組みのほか、実験は電力ピーク時を避けて実施するようスケジュールを調整する。

 また、ITを活用したエネルギー消費の可視化に関する実証実験など、省エネ研究の取り組みをキャンパス内で実験的に行う。節電効果は、2010年度に導入した電力可視化システムで、3キャンパス約180棟の電力使用状況をリアルタイムで計測し、ホームページで公開する。

 キャンパスや建物ごとの比較も可能で、省エネ意識の向上を図る。また6月1日付で発足した環境・エネルギー管理部では、「キャンパス低炭素化推進計画」(仮称)の策定に取り組むなど、低炭素化に向けて継続的な推進体制を築く。

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