高知大:化学・国際・スポーツの新コース開設 時代の先端進む人材育成へ『毎日新聞』高知版2011年5月31日付

『毎日新聞』高知版2011年5月31日付

高知大:化学・国際・スポーツの新コース開設 時代の先端進む人材育成へ

◇土佐さきがけプログラム、横断・総合的に学ぶ--来年度開設

 高知大(高知市曙町)は30日、従来の学部・学科カリキュラムとは独立した「土佐さきがけプログラム」3コースを来年度から開設すると発表した。海外の大学での研究や留学を必修科目にしているコースもあり、深見公雄副学長は「坂本龍馬のような時代の先端を進む人材を育てたい」と意気込んでいる。

 新設するのは▽グリーンサイエンス人材育成(定員5人)▽国際人材育成(10人)▽スポーツ人材育成(同)--の3コース。従来の学部や学科の枠を超え、関連する分野を横断的・総合的に学ぶカリキュラムが特徴という。

 グリーンサイエンス人材育成コースは、化学を総合的に学習した上で、環境に配慮した技術開発や研究を行う。大学院修士課程に進学することを前提とし、海外の大学で研究(1カ月程度)することを必修とする。

 国際人材育成コースも、日本人学生に海外留学(半年~1年間)を義務づけ、英語・中国語は必修。留学生を含む混成クラスで異文化理解を図るという。

 スポーツ人材育成コースは、高校で全国大会に出場経験のある人などが対象。トレーニング論などを学び、卒業後も企業や団体、地域社会でスポーツにかかわり続ける人材を育成するという。

 募集要項は国際人材育成コースが31日、グリーンサイエンスとスポーツの両コースは6月30日に公表する予定。【小坂剛志】

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com