広島大が産学官協力会設立『中国新聞』2011年5月11日付

『中国新聞』2011年5月11日付

広島大が産学官協力会設立

 広島大(東広島市)は、学内の研究成果を地場企業に紹介する産学官連携推進研究協力会(会長・浅原利正学長)を設立した。説明会を年に4回開いて情報を発信し、企業との共同研究を積極的に進めて地域産業の活性化を図る。

 協力会は広島大が地場企業との連携を推進するための初の本格的な組織。製造業を中心に64の企業・団体で構成する。

 広島大がこのほど開いた1回目の説明会には東広島、呉、広島市などの31社から50人が参加した。大学院工学研究院の沢俊行教授が、機械の設計や金属の強度などに関する大学の研究成果を説明し「共同研究は企業にも大学にもメリットがある。気軽に相談してほしい」と呼び掛けた。今後、3カ月に1回のペースで説明会を開く。

 広島大はこれまで産学・地域連携センターで企業とのマッチングを進めてきた。協力会は地元の企業に特化する形で共同研究を進め、事業化につなげる。

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