協定:愛教大と静岡大、大学院博士課程を共同設置『毎日新聞』愛知版2011年5月10日付

『毎日新聞』愛知版2011年5月10日付

協定:愛教大と静岡大、大学院博士課程を共同設置

 愛知教育大(刈谷市)と静岡大(静岡市)が、高度な教育研究や教育リーダー育成を図るため、共同大学院博士課程の設置協定を結んだ。来年4月1日に教科開発学を研究する博士課程を共同開設する。両大学によると、教育学部系の共同大学院設置は全国で初めてという。

 教育学部をもつ両大学には大学院の修士課程(2年)はあるが、博士課程(3年)がない。新設の博士課程は現役の教員や教職大学院の教員を目指す研究者らが対象で、定員は1学年8人。両大学の教授が土・日曜や夏休みを中心に両キャンパスで講義し、3年間で20単位を履修する。教科の魅力的な教え方や児童・生徒の発達に応じた教材のあり方などを研究する。

 協定締結式は浜松市内のホテルであり、松田正久・愛知教育大学長と伊東幸宏・静岡大学長が協定書に調印した。両学長は「教育の重要さが一段と高まる中、教育学部をもつ東海地方の主要2大学が連携し、双方の優位な教育資源を結集する意義は計り知れない。それぞれの持ち味を生かし、大学の社会的役割を積極的に果たしたい」と意欲を示した。【安間教雄】

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