大学・短大進学率、9年ぶり低下 県内高卒者の進路状況『秋田魁新報』2011年4月21日付

『秋田魁新報』2011年4月21日付

大学・短大進学率、9年ぶり低下 県内高卒者の進路状況

 今年3月の県内高校卒業者の大学・短大進学率は45・6%となり、9年ぶりに前年を下回った。大学医学部医学科への現役進学者数は39人で、2000年以降では最多。県教育庁高校教育課が21日、県内高校卒業者の進路状況(速報)を公表した。

 速報によると、県内の公立・私立高校全日制の卒業者は9603人で前年より80人減。このうち大学・短大への進学者は、前年比170人減の4379人だった。内訳は国公立大1614人(前年比51人増)、私立大2014人(同148人減)、短大751人(同73人減)。

 大学・短大への進学率は02年以降増加していたが、今回は前年の47%を1・4ポイント下回った。同課は「不況により、私立への進学者が減少したことが影響したのではないか」と分析している。

 一方で、既卒を含む国公私立大の医学部医学科への進学者は、前年より7人増え55人。内訳は現役39人、既卒16人。このうち秋田大医学部医学科への進学は現役27人、既卒5人の計32人だった。

Proudly powered by WordPress   Premium Style Theme by www.gopiplus.com