救命救急センター新施設完成 鳥大病院で記念式典『日本海新聞』2011年3月8日付

『日本海新聞』2011年3月8日付

救命救急センター新施設完成 鳥大病院で記念式典

 鳥取大学医学部付属病院(米子市西町)の救命救急センターの新しい施設が完成。7日、記念式典があった。止血など緊急処置ができる外科処置対応室や劇毒物汚染を除去できる除染室を新設。手狭など不備が指摘されていたこれまでに比べて3倍以上広くなった。14日午後5時から供用を開始する。

 これまで外来棟の一画にあったセンターを外来棟西側に専用棟を新築して移転。面積は860平方メートルで、3次救急、外科処置、2次救急の救急室3室と医師当直室を設け、2009年3月に救急医が一斉に退職した際に指摘された、放射線部門や医師待機場所とセンターとの距離など設備面の不備を解消。より多くの患者を受け入れることが可能になり、災害拠点病院としての機能も強化された。

 式典には、行政や医療関係者ら約80人が出席。豊島良太病院長が「質の高い医療を広域に提供し、人材を育成する拠点。地域の皆さまの安心につながる救急医療を継続して提供したい」と抱負を述べた。

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