医学部地域枠最多24人合格『読売新聞』宮崎版2011年3月7日付

『読売新聞』宮崎版2011年3月7日付

医学部地域枠最多24人合格

宮崎大「県内医師確保に期待」

 宮崎大医学部の2011年度推薦入試で、県内出身者を対象にした地域枠(定員10人)と、県の奨学金を受けられる地域特別枠(同10人)の合格者が計24人で、二つの枠が設けられた09年度以降最多となった。医学部学生支援課は「不足している県内の医師確保に期待が持てる」としている。

 いずれも、大学卒業後に県内の病院で働く意志のある人を募集している。地域枠は06年度、県内の現役高校生を対象に始まった。地域特別枠は09年度に導入され、高卒後1年間浪人している人も加え、県の奨学金(月10万円)も受けられる。

 今回は地域枠を受験した25人中12人、地域特別枠は21人中12人がそれぞれ合格した。09年度の合格者は計16人、10年度は10人を下回った。

 医学部学生支援課は「合格人数が増えたのは、優秀な志願者が多かったからだろう。立派な医師に育てたい」としている。

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