九州大病院に是正勧告 医師ら時間外労働で、09年共同通信配信記事2011年1月25日付

共同通信配信記事2011年1月25日付

九州大病院に是正勧告 医師ら時間外労働で、09年

 九州大病院(福岡市東区)が医師らに労使協定の範囲を超える時間外労働をさせていたなどとして、2009年に同大学が、福岡東労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが25日、大学への取材で分かった。

 九州大によると、勧告は09年5月26日付。同病院の医師ら数人に、労使協定で限度とした1カ月60時間を超える時間外労働をさせたことや、労働安全衛生法などで労基署への提出義務がある職員の健康診断の結果報告書を提出していなかったことなどを指摘された。

 大学側は同年7月、同労基署に是正報告書を提出。しかし、10年2月にも、時間外労働の時間を正確に把握していなかったなどとして同労基署から指導を受けたという。

 九州大人事課は「法令を順守するため、各職場で改善の努力をしている」としている。

 九州大は04年と06年にも、事務職員らの超過勤務手当を支払わなかったなどとして、同労基署から是正勧告を受け、計約1300人分の未払い分の計約1億5千万円を支払っている。

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